


三國寮の人形たち / 三國万里子(著) トゥーヴァージンズ
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人気ニットデザイナー・三國万里子さんによる待望の新作
■三國万里子が人形を慈しみながら編んだ、ちいさな服とことば
「人形の服作りは愉しい。小さいということ、小さな姿にはそれ自体、何か、わたしたちの心を誘うものがあります。『彼らのために何かしてあげたい』という気持ちで、自然と手が動くのです」(本文より)
三國さんにとって、はるか昔に作られたアンティーク人形を海外からお迎えし、休みの日やちょっとした合間に、人形たちのために洋服を編んだり縫ったりする時間はかけがえのないものとなっています。本書では、三國さんの手による人形たちの洋服や、その洋服を身に着けたアンティーク人形を撮りおろし、物語を添えて収録します。
■手作りの洋服とヴィンテージ家具に囲まれて暮らす、人形たちの物語
「寮母であるわたしの日常は、彼女たちの日々に織りなされていきます。そして彼女たちの寮での生活は、わたしの時間を優しく奪い、満たし、物語という形で彩ってくれます」(本文より)
三國さんが人形を慈しみながら、つくりあげた物語の舞台は、東京・杉並区善福寺の住宅街にある「三國寮(みくにりょう)」。そこで暮らす5 人の留学生やインターン(人形)が、寮母である「まりこ(三國さん)」に仕立ててもらった様々な洋服を身に着け、日本での暮らしを思い思いに過ごす様子が描かれています。春・夏・秋・冬の季節で章立て。
洋服や布の雑貨(バッグや布団)は、三國さんがその人形のためだけに作った1点もの。人形たちと一緒に写るミニチュア家具や雑貨は、三國さんが買い集めた海外のヴィンテージです。
■三國さんが人形と出会い、ともに暮らすまで…人形にまつわるエッセイも収録
「人形というのは一緒にいてくれるのが役割で、その美しさで持ち主を満たし、また自尊心を支えてくれる、そういう役割をするのだと、その時に知った気がします」(本文より)
子供時代に初めて出会い、50歳になる少し前に再会した人形との思い出、お小遣いで買ったフェルトやビーズ、リボンのこと、使い古したハンカチや家族の古着を使って人形の洋服を作ること、愛着を持って接する身のまわりの物や人形との向き合い方、大人になってからこそ味わえる一人遊びの愉しみ——。人形にまつわるエッセイ4本を収録します。
■著者プロフィール
三國万里子(みくに・まりこ)
1971年新潟県生まれ。「気仙沼ニッティング」「Miknits」「marikomikuni」デザイナー。
著書に『またたびニット』(文化出版局)、『編めば編むほどわたしはわたしになっていった』(新潮社)ほか多数。50歳から始めた「人形遊び」がこうして本になることにとても驚いている。
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